老犬の首が下がる!?その原因と対処法・そうなる前にしたいこと

白髪の老犬

最近、愛犬の首が下がっているかも、と思う事はありませんか?「首が上がらない、歳かな?」とお悩みの飼い主さんは少なくないようです。

シニア期に入ったワンちゃんの首が下がるには原因があります。その原因を知り、対策ができれば愛犬にとっても良いことに違いありません。犬の首が下がる前に、家庭内でできることもあります。ぜひ愛犬のために取り組んでみてください。

老犬の首が下がる原因とは?

老犬とは、だいたい小型犬は10歳頃、大型犬は7歳頃以降を指します。そのような老犬は首が下がることが見受けられるケースがあり、原因がいくつかあります。

筋力の低下によるもの

人間は、歳をとると筋肉量が低下し衰えます。犬も同様で、老犬になると筋力が低下します。つまり、一番重たい頭の部分が支えられなくなり、それに伴い首が下がってしまうのです。
この場合、あまり痛みは見られず、疲れて顎をよく床に置くようになることが想定されます。首の筋力が足らず、頭を支えるのが辛いと感じている状態といえるでしょう。

さまざまな疾患の疑いも

筋力の低下に伴って首が下がることを1番に挙げましたが、もちろん病気のサインである可能性もあります。首が下がること以外に気になる点はありませんか?

痛くて鳴く・同じ向きで回り続けているなど、少しでも気になることがある場合は動物病院の受診をおすすめします。

とくにこの場合疑うべき疾患は椎間板ヘルニアです。かなりの痛みが伴うケースがほとんどで触ると痛がる、首の向きを変えられないまま固まっているなど、少しでもおかしいなと思った場合は獣医師に相談しましょう。

首が下がったと思ったら

座り込む老犬

普段から毎日、愛犬を見ていると少しの変化でもおかしいなと気付きます。そんな中で、「首が下がっている?」と思ったら、どのようなことをしたら良いのでしょうか。

まずは獣医師に相談しよう

おかしいなと思ったら自己判断で大丈夫だろうと片付けてはいけません。痛がらないし普通に生活できているから大丈夫だろうと安易な考えで様子を見ていると、実は病気が隠れているケースが多くあります。少しでも気になることがあるときは、必ず専門家である獣医師に診てもらいましょう。

お部屋の環境を整えよう

まずは、居心地の良い部屋作りが飼い主にできることの第一歩です。首が下がるようになった老犬は、歩きたがらなくなり、寝てばっかりになってしまいます。その場合の寝床は、みんなが見える場所に移動してあげると、いつでも視界に入り、変化がないかの確認が可能です。

また、顎を落とす際に無理な角度になって首を痛めないよう、調節してあげましょう。足腰の筋肉量も低下するため、床を滑り止めマット仕様にしてあげることも必要です。若い頃はなんともなくても、老犬になって転ぶと大ケガにつながってしまいます。

犬が楽な体勢を考える

次いで大事なことは、ご飯やお水を上手に与えることです。いつも通り床に置くと首は下向きになり、負担がかからないと思います。しかしそれでは、筋力が衰えていく一方になるのです。
少しでも老化を遅らせるためにも、首の筋肉も使っていかなければなりません。ご飯や飲水は、その運動にとてもいい時間です。

まず、床に置くのではなくご飯台のようなものを用意します。そしてその上にご飯を置きましょう。そうすると多少ではありますが、首を上げてご飯を食べられます。もちろん痛みがある場合は、無理に運動させてはいけません。

また、横になったままご飯を食べさせることは、首を使わないので良い介助方法かと思うかもしれませんが、それは大変危険なこと。誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。ご飯や飲水はなるべく通常の立位で食べさせてあげることが理想です。

どうしても立てないような場合は介助ハーネスなどを使用して支えてあげる、せめて伏せの状態で与えるなど、なんらかの対策は必要になります。

老犬の首が下がる前にしたいこと

年老いたミニチュアダックス

では、予防的にできることには、なにがあるのでしょうか。若い内から始めるのが理想ですが、もう老犬になってからでは遅いというわけではありません。ぜひ、取り組んでみましょう。

犬の健康状態を把握する

まずは愛犬の健康状態を確かめましょう。内蔵の状態を見る血液検査や、椎間板ヘルニアの程度をみる神経学的検査など、愛犬のからだに負担を与えない検査はたくさんあります。とくに血液検査での健康診断はどこの動物病院でも実施しているとてもオーソドックスな健康診断の方法です。

シニア期に入ると、何も引っかからないような健康体の老犬はなかなか優秀だといえます。少なからず老犬のからだには何かしらの異常が出てくるのが普通。そんな現在の状態を知るためにも、健康診断を実施することがとても大切です。動物の1年は人間の4歳分に相当します。老犬になるとせめて年に2回程度は血液検査をおすすめといわれています。

適度な運動で筋トレを

若い内から筋肉を動かしている犬と、若い内から寝てばかりの大人しい犬では老化のスピードにも差が出るそうです。首が下がることに特化すると、若い頃に首をよく使うと首の筋肉が鍛えられ、筋力の低下を遅らせることができます。
実際に首の筋肉を鍛えるにはどうすれば良いのでしょうか。

ごく簡単なやり方は、ご褒美などを与えるときに、お座りをした状態でご褒美を目の前でチラつかせ、目線を追わすように首を上下左右にゆっくりと振ります。このとき、勢いよく首を振らせてしまうと首を痛める原因となってしまいますので注意してください。
短時間で小さなことと感じるかもしれませんが、日々行なっていくことで、必ず成果は出ます。まずは、できることから始めてみませんか。

まとめ:愛犬のサインにいち早く気付く!

老犬は筋力の低下により首が下がることがあります。しかし、筋力の低下で下がっていると断言できるわけではありません。もちろん、病気が隠れているかもしれません。愛犬の健康状態に異常がないかも踏まえて、動物病院を受診することが安心へとつながります。

愛犬の異常に気付いたら動物病院で専門家である獣医師に相談してくださいね。そして家でできる対策や筋トレなどは積極的に取り組んでみましょう。いち早く愛犬の出すサインに気付いてあげることが、とても重要です。

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ABOUTこの記事をかいた人

ふぁみまる編集部

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。