猫の寿命はどれくらい?種類や性別による違いと長生きの為の秘訣

猫と暮らす飼い主は、愛猫の寿命について考えることが多いのではないでしょうか。また、これから猫をお迎えしようと考えている方も、猫の寿命は気になるポイントでしょう。

今回は猫の寿命について、平均寿命や猫種、性別、飼い方による違いをお伝えします。また、猫の年齢が人間に換算すると何歳くらいなのかを紹介します。そして最後に、猫に長生きしてもらうために飼い主が注意すべきことなども併せて解説していきますね。

猫全体の平均寿命

はじめに、猫全体の平均寿命についてデータを基にお伝えします。

猫の平均寿命は15.66歳

猫の平均寿命は、2021年の一般社団法人ペットフード協会による【全国犬猫飼育実態調査】の結果では、15.66歳とのことでした。だいたい、15~16歳が猫の平均寿命だと言えますね。

猫は長寿傾向!

2021年の猫の平均寿命は、2010年と比較すると1.3歳も伸びているそうです。猫の寿命が伸びて来た理由としては、医療の普及や、良質なフードの開発、またマンション住まいの飼い主が増え、完全室内飼いの猫が増えてきたことなどが挙げられます。猫の寿命に関する研究は現在も進んでいるため、今後はさらなる長寿化が期待できるかもしれません。

参考:一般社団法人ペットフード協会 2021年(令和3年) 全国犬猫飼育実態調査

猫の種類や飼い方による寿命の違いとは

猫全体の平均寿命については解説した通りですが、猫種や性別などによって寿命は違うのでしょうか。また、飼い方によって寿命は変わるのでしょうか。ここでは、猫種や性別、また、飼い方での寿命の違いについて解説します。

純血種or雑種

純血種と雑種では、雑種の方が長生きだと言われています。例として、アニコムグループが出した2021年の【家庭動物白書2021】の結果から、寿命の長い猫種トップ10種を紹介します。

  • 1位 日本猫 15.1歳
  • 2位 混血猫 15.0歳
  • 3位 ラグドール 14.9歳
  • 4位 ペルシャ(チンチラ) 14.3歳
  • 5位 ソマリ 14.0歳
  • 5位 アメリカン・カール 14.0歳
  • 5位 ノルウェージャン・フォレスト・キャット 14.0歳
  • 5位 スコティッシュ・フォールド・ロングヘア― 14.0歳
  • 9位 アビシニアン13.9歳
  • 10位 ロシアンブルー 13.8歳

参考:家庭動物白書2021

1位の日本猫は、昔から日本に生息している雑種の猫のことです。つまり、長生きする猫種は1位も2位も雑種猫だということです。雑種猫の寿命が長い理由は、雑種猫には純血種よりも遺伝子に多様性があるため、特定の遺伝子病にかかりづらいなどの理由が考えられます。

短毛or長毛

次に、短毛種と長毛種を比較するとどうでしょう?この場合、短毛種の方が長生きだと言われています。長毛種の寿命が短い理由は、毛が長いと、グルーミングの際に飲みこんだ毛がお腹の中に溜まってしまう毛球症(もうきゅうしょう)という病気になりやすいことや、高温多湿の日本の気候下で体調を崩しやすいことなどが考えられます。

オスorメス

オスとメスに違いはあるのでしょうか?日本ではオスよりメスの方が長生きだと言われることがあります。しかし、スウェーデンで行われた大規模調査では、性別による寿命の差はないという調査結果が出ました。オスメスに関しては、不妊手術の有無なども関係しますし、性別だけで一概には判断できないと言えるでしょう。
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19780926/

室内飼い

飼い方では、完全室内飼いの方が自由に外に出られる飼い方よりも長生きです。上でご紹介した、アニコムグループの【家庭動物白書2021】では、室内飼いの猫の平均寿命 は16.22歳でした。一方、外に出る猫の平均寿命は13.75歳でした。室内飼いと外に出られる飼い方では、寿命に大きな差がありますね。

外に出る猫には、感染症や交通事故、猫同士やその他の動物との闘争などの危険があります。このため、完全室内飼いの猫よりも寿命が短い傾向があるのだと考えられます。

参考:家庭動物白書2021

猫の年齢を人間に換算すると?(人間年齢早見表)

猫の年齢を人間に換算すると何歳くらいになるのか気になりますね。ここでは、猫の年齢を人間に換算した時の年齢を解説します。

猫と人間の比較

猫の年齢を人間の年齢に換算した年齢早見表を紹介します。表で見ると、猫の7歳くらいは人間の中年です。人間でもこの頃から健康に気を遣う年齢なので、猫でも7歳くらいからやや高齢の部類に入ると考えることができます。

人間
1ヵ月4歳
3ヵ月10歳
6ヵ月14歳
9ヵ月16歳
1年18歳
3年28歳
5年36歳
7年44歳
10年56歳
13年68歳
15年76歳
17年84歳
20年96歳

ギネス認定の猫は38歳!

ところで、今までで一番長寿の猫は何歳まで生きたのでしょう?ギネス認定されている長寿猫はアメリカに住んでいたメスの猫で、なんと38歳と3日生きたそうです。これは人間に換算すると、約170歳です。驚きですね。猫の寿命の個体差は大きいと言えるでしょう。

猫に長生きしてもらうために注意すべきポイント

愛猫やこれからお迎えする猫に長生きしてもらうために、飼い主が注意すべきことは何でしょうか?ポイントは、食事、環境、病気についてです。それでは、本項目でそれぞれについて解説します。

食事について

猫に長生きしてもらうために、やはり食事は一番大切です。必ず良質の猫専用フードを与えましょう。また、フードは「総合栄養食」と書かれたものを選びましょう。「総合栄養食」とはそれのみ与えていればすべての栄養を摂ることができるフードです。年齢に応じたフードを選ぶことも大切です。

猫と犬では必要な栄養が異なるため、絶対に犬のフードを与えてはいけません。また、人間の食べものは、猫にとっては塩分や糖分などが非常に高いため、避けましょう。さらに、肥満は色々な病気を引き起こします。食事量に気をつけて肥満にさせないことも大切です。

環境について

前述した通り、猫に長生きしてもらうためには、自由に外に出られる飼い方より、完全室内飼いが良いと言えます。外に出られないと、運動不足などでストレスが溜まってしまうのではないかと心配になるかもしれません。しかし、一般的に成猫にはそれほど運動は必要ないと言われています。猫は高いところが好きなので、キャットタワーなどを設置し、垂直方向に自由に動ける環境を作ってあげるとストレス解消ができるでしょう。

また、夏の熱中症にも注意が必要です。飼い主が出かける時も、猫のいる部屋は常時エアコンをかけておくのが安心です。ただし、猫はエアコンの風が直接当たるのを好みません。ベッドやキャットタワーなど、猫が過ごす時間の長い場所は、エアコンの風が直接当たらないように工夫しましょう。

水も猫の健康にとても大切です。水はいつも新鮮なものを飲めるようにすることが基本です。多くの猫は、なかなか水を飲まない傾向があり、腎臓病などを引き起こす原因となります。ボウルの水は飲まなくても、動く水が好きな猫は多いので、水をいまいち飲まないと感じた場合は、市販の給水器などを活用しましょう。

病気について

猫をお迎えしたら、ワクチンは必ず受けましょう。完全室内飼いでも、空気感染してしまう病気がありますし、飼い主を介して感染してしまう病気もあるため、ワクチンは必須です。同様に、ノミダニ駆除も定期的に行うのがおすすめです。性別に関わらず、不妊手術は受けておいた方が安心でしょう。不妊手術で防げる生殖器関連の病気があるからです。長生きのために、かかりつけの動物病院をもち、定期的に健康診断を受けることが大切です。

まとめ:猫の寿命を理解して愛猫が長生きできる環境を

猫の寿命について参考になりましたでしょうか。猫の一般的な平均寿命はおおよそ15~16歳ですが、猫種による違いもみられることを解説しました。また、完全室内飼いにする方が長生きです。猫の年齢を人間に換算すると、7歳くらいからは高齢の部類に入るため色々な注意が必要になるでしょう。

猫の寿命には個体差も多いので、できる限り食事、環境、病気などに注意を払い、1日でも長く元気に生きてもらえるように心がけたいですね。

▼大切なペットちゃんに万が一の事態が起きた際は、弊社へご相談ください。

本部サイトへの遷移

ABOUTこの記事をかいた人

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。