【老犬の老衰について考える】症状と飼い主にできる5つのこと

カートに乗るチワワ

愛犬の様子を見ていて「老衰が近いのかもしれない」と不安を感じることはありませんか?また大切な愛犬が老衰を迎えたら、どうすればいいか不安になっている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

老衰について知っておくのはつらいことですが、最後まで犬が幸せに過ごすためにも大切なことです。この記事では、犬の老化現象や老衰期にはどのような症状が表れるのか、また介護を含めて飼い主さんができることは何か、くわしく解説します。

犬の老化現象…その症状とは?

犬の老化現象にはさまざまなものが見られます。体調不良のこともあるので、一度かかりつけの動物病院で診てもらうのがおすすめです。

睡眠時間が増加した

活動量が減り、寝ている時間が増えてきます。睡眠が昼夜逆転してしまい、夜吠えることもしばしばです。寝ているときは、起こしてもなかなか反応しなくなることもあります。

遊びに消極的になった

遊びに誘っても、乗り気になってきません。好きだった遊びにもあまり喜ばなくなり、興味が薄れてきます。仲が良かった他の犬が来ても、はしゃぐこともなくなっていきます。

散歩時のペースが遅くなった

以前のように元気に歩いたり、走ったりできなくなります。そのため散歩のペースも遅くなってしまうのも、老化現象によくみられる症状です。階段の上り下りを躊躇したり、よぼよぼ歩いたりしている場合は、椎間板ヘルニアや関節疾患などの痛みなどがないか受診も必要です。

食事量が減ってきた

活動量が減る分、食事量も減ってきます。食欲が落ち、食べたり食べなかったりと食べムラが見られることも。口内炎や歯のトラブルがないかチェックが必要です。

口臭がきつくなった

唾液の分泌が減少するため、口臭を感じることが多くなります。口臭の原因が、歯周病や口内炎などの場合もあるので必ず診察を受けておきましょう。

老衰の犬の末期症状について

見つめるラブラドールレトリバー

年を取って老化が進んでいくと、どうしても弱っていきます。老衰の末期症状になると、愛犬の旅立ちが近いと考えていいでしょう。

食事も水分も摂らない

食事も摂らなくなり、水も受け付けなくなっていきます。スポイトなどで流動食やお水を口に入れても、飲み込むことができません。

意識が朦朧とすることが増える

寝ているのではなく、意識がないような状況です。名前を呼んでも反応がほとんどなくなり、目を開けることもほとんどありません。また目を開けていても、どこを見ているかわからない状態です。

体温が低下する

老犬になると、体温調節がうまくいかなくなりがちです。末期症状になると、だんだんと体温が低下してしまいます。

痙攣を起こす

死が近づくと痙攣やふるえを起こすことがあります。足をばたつかせるため、飼い主はびっくりすると思いますが、慌てて無理に押さえつけないようにします。対応がわからない場合は、獣医師に相談しましょう。

【犬の介護】飼い主ができる5つのこと

介護されるミニチュアダックス

老衰期を迎えた愛犬には、介護が必要です。愛犬のために、飼い主ができる5つのことをご紹介します。

床ずれ防止のための体位変換

老衰ではほとんどの場合、犬は寝たきりになってしまいます。寝たきりになると血の巡りが悪くなり、床ずれができやすくなります。床ずれができやすいのは、頬や肘、肩甲骨、腰など骨がでっぱったところです。床ずれができると、膿んでしまうこともあり治療に時間がかかります。

からだを清潔に保つ清拭

老犬のからだは排泄物で汚れることも多いため、いつも清潔に保つことが大切です。シャンプーはからだの負担になるので、洗い流さないシャンプーや市販の体拭きなどを使って拭いてあげましょう。

お湯を絞ったタオルで拭くことも有効です。仕上げに、乾いたタオルで湿気を取り除きます。清拭は、からだの向きを変えることにもなり、床ずれ予防となります。

マッサージなどのスキンシップ

老衰になった犬には、スキンシップが効果的です。やさしく声をかけながらからだをさすり、マッサージをしてあげましょう。血行もよくなり、意識を保つ効果もあります。またマッサージをしてもらうことで、気持ちが穏やかになる作用もあります。

いっぱい話しかける

老衰が進み意識がないように見えても、愛犬には飼い主の声が届いています。たくさん話しかけてあげましょう。聴力が落ちた子には、耳元でやさしく声をかけてください。「ありがとう」「いい子だね」などポジティブな言葉をかけるようにしましょう。

心の整理をしておく

いつかはやってくる愛犬とのお別れ。心の整理をし、準備をしていくことも大切です。考えたくないと思いがちですが、落ち着いて見送ることは愛犬のためでもあります。心の整理と準備は、ペットロスへの心の準備にもつながるものです。

愛犬との最後をどう迎えるか?

愛犬との最後をどう迎えるか、考えておきましょう。ご家族で十分に話し合うことはもちろん、かかりつけの動物病院での獣医師とよく相談します。大まかに次の3つの方法が考えられます。

■病院で最後を看取る
最後の最後まで治療を尽くしてほしい場合、病院で看取ることになります。「いよいよ」というときは獣医師に連絡を入れてもらうよう、あらかじめお願いします。夜中や休診日になりそうな場合は、家に連れて帰ることも検討しましょう。

■お家で最後を看取る
自宅で介護をしていた場合は、そのまま最後を看取ることになります。入院していた愛犬を引き取って最後を看取ることもあるでしょう。声をかけ、体をなでて看取ってあげましょう。

■安楽死
病気が重く苦しんでいる、痛みが強いなどの場合、安楽死も選択肢に入れることがあります。家族、獣医師とよく話し合うことが大切です。安楽死の際は飼い主が立ち会い、最後を見届けましょう。

まとめ:愛犬との貴重な時間

いつまでも幼く見えた愛犬も、いつかは老いて旅立っていきます。人間よりも愛犬と過ごす時間は短く、大変貴重と感じるかもしれません。老いを確認したらスキンシップを取り、たくさん声をかけましょう。そして無理のない範囲で、悔いのないように介護をしてください。

愛犬の最後をどう迎えるか、心の整理と準備をすることも重要です。大切な愛犬を失ったあとは、ペットロスに陥ることもあります。家族同士やかかりつけの動物病院で十分に話し合いましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。