【猫の老化】猫は何歳からがシニア?愛猫のために飼い主にできること

猫と暮らす中で、猫の老化は避けて通れません。年を重ねた愛猫の様子に以前と違うところがあれば、それは老化のサインかもしれません。

今回は猫が何歳からシニアになり、どのような変化が起こるのかをお伝えします。シニア猫が快適な生活を送るために、飼い主側でできる工夫も見ていきましょう。

猫は何歳からシニア?

はじめに、猫は何歳ごろからシニアと呼ばれるのかを解説します。

10歳以上でシニア

全米動物病院協会と全米猫専門医協会が2021年に出したガイドラインでは、10歳以上の猫がシニアと定義されています。
引用:https://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.1177/1098612X21993657

上記のガイドラインでは、1歳までが子猫、1~6歳が成猫、7~10歳が壮年期、10歳以上をシニアとしています。
猫の寿命は約15~16歳程度なので、このことから考えても10歳以上になるとシニアの部類に入るでしょう。

猫のからだに出る老化のサインは?

老化のサインには色々なものがあります。ここではからだに出やすいサインをご紹介します。愛猫の普段の様子を注意深く見てみましょう。

見た目が変わる

シニアになると、下記のような見た目に細かい変化が出るケースが多いでしょう。

  • 毛のツヤがなくなってくる
  • 目の周囲や頭部などに白い毛が目立つようになる
  • 肉球が乾燥しやすくなる
  • 爪とぎ回数の減り、爪が伸びやすくなる
  • 目ヤニが増える
  • 体全体が肥満気味、もしくは痩せてくる

見た目で老化を感じられる子がいる一方で、猫の場合は見た目にほとんど変化が出ない子もいて、個体差が大きいとも言えます。

各臓器の機能が落ちる

年齢を重ねると心臓や腎臓、胃や腸などからだの色々な臓器の機能が低下します。代謝が落ちて肥満になったり、消化器官の機能が落ちてお腹を壊しやすくなったり、痩せたりする場合も。

体温調節も上手にできなくなるため、寒さや暑さに弱くなる傾向があります。また、目や耳、鼻などの感覚器の機能も落ちるため、暗いところを好まなくなり、呼んでも聞こえないなどの変化が出るケースもあるでしょう。

また、フードの臭いをあまり感じなくなり、食欲が落ちることもあります。

筋肉量が落ちる

年齢と共に筋肉量も落ちはじめます。活動時間が少なくなり、寝ている時間が増えるでしょう。筋肉がないために痩せてみえることもあります。

また、足や首の筋肉が衰えてくると、同じ姿勢を保つことが難しくなります。そのためフードを食べる時に立ち続けることや、首を下げる姿勢がつらくなる結果、食べるのをすぐにやめてしまうこともあるでしょう。

特有の病気になりやすくなる

一般的に動物は年齢を重ねると、心臓などの循環器系の病気や、腎臓など泌尿器系の病気になりやすくなります。
特に猫は泌尿器の病気が多く、慢性腎不全は多くのシニア猫が抱える問題のひとつです。甲状腺などホルモン関連の病気になることも考えられるでしょう。

また、歯周病などの口腔トラブルも増え、フードが食べづらくなることも。
その他、腫瘍(がん)や前立腺肥大、子宮蓄膿症などの生殖器の病気にもなりやすく、最近では認知症と診断される猫も増えています。

こころに出る老化のサインは?

老化のサインはからだだけに出るものではありません。精神的にも不安定になる場合もあるため、以前と行動が変わることもあります。

周囲や自分への関心・好奇心がなくなる

シニアになると周囲に関心がなくなるとともに好奇心も減り、以前のように遊ばなくなります。また、自分自身に起こる変化にも鈍くなり、寒い・暑いなどの感覚や、のどの渇きなどに対して積極的に動かなくなることもあります。

分離不安などの症状も

シニアになると分離不安気味になり、留守番が苦手になることがあります。
以前は1~2泊の旅行の留守番は普通だったのに、シニアになって留守番をさせたら体調を崩してしまったということも珍しくありません。

シニア猫との暮らしでできること

シニア猫になると、今までと違ったケアや工夫が必要です。ここではシニア猫との暮らしの中で飼い主にできることをお伝えします。

フードの工夫

シニア用フードには、衰えてきた筋肉に必要な良質なタンパク質などが含まれることが多いです。
フードは年齢に応じたものを与えましょう。

歯などの問題で食べづらそうな場合は、フードを水でふやかしたり、ウェットタイプのフードを混ぜたりすると、水分の補給にもなり一石二鳥です。普通の水でふやかしたものを好まない場合は、市販の猫用スープなどを利用するのも良いでしょう。

シニアになって嗅覚の衰えた猫の食欲を刺激するために、フードを温めて臭いを強く出す方法もあります。フードは電子レンジなどで様子を見ながら温めましょう。

食べている時に足がふらついたり、食欲はあるのに食べるのをやめてしまったりする場合は、足や首の筋肉が落ちて姿勢を保ちづらい可能性があります。
食事台など活用して、首を下げずに食べられる高さにフードを置くと食べやすくなるでしょう。

環境の工夫

シニア猫は体温調節をしづらくなります。寒い・暑いなどの感覚も鈍くなるため、エアコンを上手に利用して室内はできるだけ年間を通して一定の温度に保つことをおすすめします。
水飲み場も数か所に設置し、移動しなくても水を飲めるようにしてあげると良いでしょう。

飼い主が老化を受け入れゆったりと

大切なのは、猫に老化による変化が表れても、飼い主が神経質になりすぎないことです。
分離不安気味になって激しく鳴いたり、排泄を失敗したりしても叱らないようにしましょう。
いずれ来る別離に備えた準備期間だと捉え、愛猫をどのように見送りたいかを考えながら、今できるかぎりの愛情を注ぎましょう。

まとめ

人間より寿命の短い猫は、飼い主より先に老化します。悔いのない生活を送らせてあげられたという実感は、猫が寿命を迎えた時に、飼い主自身をペットロスから救うことにもつながるでしょう。
猫の老化のサインを早めに見つけ、できる限りのケアをしながら、残された愛猫との貴重な時間を楽しんで過ごしましょう。

愛猫にもしものことがあった際は、弊社までご相談ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

ふぁみまる編集部

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。