老猫の爪は太い巻き爪になりやすい!こまめにチェックしよう

老猫の爪のケア

老猫の爪は、古い爪がはがれないまま残ってしまうため、太くなりやすいという特徴があります。また、伸びると巻き爪になりやすく、肉球に刺さる危険も出てきます。伸びた爪は、カーペットやカーテンなど布製品などに引っかかってケガをする恐れもあるため、飼い主が老猫の爪をこまめにチェックして切ってあげることが大切です。

うまく切ることができないときは、無理をせず動物病院の獣医さんなどに切ってもらいましょう。この記事では、爪切りの大切さやコツを解説します。

老猫は爪が伸びやすい

老猫になると、運動量が減り、爪とぎをすることも少なくなってしまいます。爪とぎをしないでいると爪が太くなりやすく、さらに巻き爪になっていくことも特徴です。

運動量の低下

老猫になると、キャットタワーに上ったり、おもちゃを追いかけたりすることが減ります。じっとしている時間が増えるため、爪が削れる機会が減ってしまいます。また運動量が低下しているため、爪が伸びたことに気づくことに遅れがちです。

爪とぎが面倒になる

老猫になると、爪とぎが面倒になってしまうためさぼりがちです。爪とぎをしないと古い爪がはがれ落ちずそのまま残ってしまうため、どんどん太くなり巻き爪になってしまいます。

関節の痛みも原因に

老猫になって関節が痛むことで、爪とぎが負担になることがあります。歩きにくそうにしていたり、爪とぎをあまりしなかったりするときは、一度動物病院を受診しましょう。

病気が原因の場合も

老猫がかかりやすい甲状腺機能亢進症の症状でも、爪が伸びやすくなることがあります。気になるようであれば、動物病院の獣医師さんに相談してみてください。

爪が伸びすぎると危険!

老猫の爪が伸びすぎると、さまざまな危険があります。飼い主のこまめなチェックが重要です。

爪が肉球に刺さる「巻き爪」

最も多いのが、巻き爪が肉球に刺さってしまうことです。爪が肉球に食い込んでしまうので、猫はかなり痛がります。フローリングを歩いたときにカチャカチャ音がしたり、痛がったりする様子を見て飼い主が初めて気づくこともあります。

カーペットなどに引っかかる

爪が伸びすぎると、カーペットやカーテン、敷物など布製品に引っかかりやすくなります。飼い主の皮膚も引っかかれたときに、ケガをする恐れがあり危険です。

根元から折れる危険も

カーペットやカーテンなどに爪が引っかかったまま無理に移動しようとして、根元から折れる可能性もあります。

こまめなチェックと爪切りを

老猫の爪は猫まかせにしないで、飼い主がこまめにチェックして切るように心がけましょう。爪とぎを使っていないなと気づいたら、面倒になっている可能性があります。爪切りに慣れていない飼い主は、爪を切る前に動物病院でまず相談しましょう。

使いやすい爪切りを用意

切れ味の悪い爪切りは、爪がつぶれやすく老猫の負担になります。飼い主が使いやすく、切れ味のよいものを用意してください。人間用ではなく、ペット用の爪切りを使いましょう。ギロチンタイプやハサミタイプがおすすめです。
また、犬と猫の爪のつくりは異なります。爪切りを使うときは切り方に注意しながら使うようにしてください。
ここでは、使いやすいおすすめの商品を紹介します。

ネイルトリマーZAN(ザン)(犬猫用爪切り)

ネイルトリマーZAN(ザン)(犬猫用爪切り)
出典:Peppy
切れ味が大変よく、握りやすい爪切りです。

ゼンクリッパー

ゼンクリッパー
出典:Peppy

ギロチンタイプの爪切りに慣れていない飼い主も扱いやすいハサミタイプです。

爪切りは2人でやると楽

1人で老猫を抱っこして切るのは大変ですが、2人ならかなり楽です。1人は老猫を抱っこして、もう1人は切ることに集中できます。とびきりのおやつで気をそらしながら、手早く行いましょう。

暴れる子は袋に入れるのもOK

猫は袋に入ったり、大きなバスタオルなど布に包まれたりすると落ち着きやすくなります。大暴れする子は、袋に入れてしまうのもいいでしょう。爪切りを見えないようにすると、意外とすんなりできることがあります。

「あの袋に入れると爪切りだ」と老猫に覚えさせないために、袋に入れておいしいおやつをあげるなど、楽しい体験もさせておきます。

ニャンメッシュ

ニャンメッシュ
出典:Peppy
猫用に作られた、シンプルで使いやすい袋です。爪切りの他に、目薬をさすときや、お口の手入れのときにも使えます。

巻き爪になったら動物病院で切ってもらう

巻き爪になって肉球に刺さっている場合は、飼い主が切るのは困難です。老猫も痛みでかなりつらく、ストレスを感じて噛んだり暴れたりする危険性があります。消毒する必要もあるので、必ず動物病院を受診して切ってもらいましょう。爪切りに行くことで、健康チェックをしてもらえるというメリットもあります。

まとめ:老猫になったら、こまめに爪をチェックしてあげよう

老猫の爪は、意識してこまめにチェックして切ることが大切です。
運動量が減り、爪とぎも面倒になった老猫の爪は、古い爪が剥がれ落ちずどんどん太くなっていきます。巻き爪の状態で伸びていくので、肉球に刺さりやすくなって危険です。伸びた爪は、引っかかって根元から折れるなどのトラブルが起こりやすくなります。また、老猫のストレスにつながることもあります。

爪切りが苦手な老猫は袋に入れたり、2人がかりで切ったりするとうまくいくことがあります。ただ老猫が暴れてうまく切れない場合は、無理をせず動物病院で切ってもらいましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

ふぁみまる編集部

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。