犬が病院で震える原因は?その場でできる対処法や事前対策を解説!

伏せる犬

予防接種や健康診断など、愛犬を動物病院に連れて行く必要がありますよね。病院に行くと犬がひどく震えて、強いストレスを感じているのではないかと心配になる飼い主の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、犬が病院で震える理由と、震えている時にその場でできる対処法・事前にできる対策法を解説します。震える症状がみられる場合は、是非参考にしてみてください。

そもそも震えとはなにか

震えとは、自分の意思とは関係なく筋肉が振動する現象です。震えの原因は大きく下記の2つに分かれます。

  1. 生理的なもの:寒い時、緊張・恐怖・怒りなどの「心因性」の震え
  2. 病気:脳神経系の病気や、低血糖、筋力の低下で立っていられないなど

犬が病院で震える大きな理由は、上記の1に該当する、緊張・恐怖・怒りなど「心因性」の震えです。犬が緊張・恐怖・怒りなどでストレスを感じると、交感神経という自律神経系が過剰に興奮します。交感神経が過剰に興奮すると、筋肉の収縮と弛緩が意図せずおこり、筋肉が振動して体が震えるのです。

犬が病院で震える理由

犬が病院で震える理由にはどんなものがあるのでしょうか。

動物病院という環境自体に緊張する

動物病院に行き慣れない犬や、動物病院に怖い記憶がある犬は、動物病院の建物を見ただけで緊張し震えることがあります。動物病院には他の犬や他の動物の臭いが充満しているため、これらの臭いに緊張している可能性もあります。

獣医師が怖い

犬は見慣れない服装を怖がることがあります。獣医師が白衣を着ていたり、マスクをしていたりと普段関わりのある人間と異なる服装をしている場合、恐怖を感じます。

診察台や高さが怖い

待合室では元気にしていても、診察台に載せた途端震える犬もいます。診察台という異なる場所自体が怖い場合や、高さに恐怖を感じる犬もいます。

聴診器などの検査器具が怖い

犬にとっては、聴診器など見慣れない器具を体に当てられるのも恐怖です。痛みのない検査でも、犬にとっては何をされるのか見当がつかず緊張し恐怖を感じるのです。

体のあちこちを触られることに対する恐怖や怒り

動物病院では、目や口まわり、お尻など、犬が触られることを好まない場所を触られることも多く、犬にとっては恐怖です。怒りを感じている可能性もあります。

病院で震えている犬には対策が必要

ソファに座る犬

犬が病院で震えている時、その状態を放置することは、下記の理由で犬にとっても、獣医師や動物病院側スタッフからみても良くありません。

動物病院がさらに苦手になる

恐怖体験をした場所を、犬は記憶します。緊張して動物病院に来て、そのまま嫌な記憶が残ることで犬はさらに動物病院が苦手になります。

診察しにくい

犬があまりに震えると、聴診の際に心臓の音が聞こえにくいなど診察がしづらいです。本来は麻酔などのいらない簡単な検査や処置でも、鎮静や麻酔を使う必要も出る可能性があります。

犬や動物病院スタッフが危険

恐怖のあまり、診察台から飛び降りようとする犬もいます。

動物病院では必ず獣医師やスタッフが犬に手を添えていますが、予期せぬ動きをすることもあり、犬にとっても動物病院スタッフにとっても危険です。犬が追い詰められたと感じてスタッフを噛むなど攻撃的になることもあります。

【その場でできる】病院で震える犬にできる2つの対策

犬が病院で震えている時、その場でできる対策をお伝えします。

飼い主が抱っこをする

検査の内容によっては、飼い主が抱っこしたままできる場合もあります。獣医師と相談して、犬が落ち着くまで抱っこしてみましょう。

一度外にでてリフレッシュする

飼い主の抱っこなどでも様子が変わらない場合、動物病院から一度出てリフレッシュしてみましょう。可能なら少しランニングするのもおすすめです。

【事前対策】病院で震える犬にできること5選

動物病院で犬が震えることに対しては、事前対策も大切です。ここでは事前にできる準備を解説します。

動物病院スタッフにおやつをあげてもらう

動物病院に行く時は愛犬の大好きなおやつを持って行き、獣医師などのスタッフにお願いしておやつをあげてもらいましょう。

動物病院スタッフにおやつをもらうことで「動物病院はおやつをもらえる良いところ」だと認識してくれます。
可能であれば検査や治療のない日に「ただ行っておやつをもらう」という状況を何度も体験させることがおすすめです。

色々な人や臭いなどの刺激に慣らす

意識して色々な人や他の動物の臭いに慣らす必要があります。
刺激に慣れるためには、散歩が効果的です。自宅にお客さんを呼ぶのも良いでしょう。

飼い主以外の人を怖がる犬の場合、周囲の人に頼んで犬が自分から近寄るまでは犬をかまわず、犬から近づいたタイミングでおやつを与えてもらうようにすると人を好きになります。

高いところに慣らす

犬をテーブルの上など高いところに乗せる練習をしましょう。

はじめは椅子など少しの高さの場所からはじめ、その場所で「おすわり」ができるとベストです。おやつを利用しながら、椅子やテーブルなど高い位置で「おすわり」を練習しましょう。

聴診器などの代用はスプーンなどで

スプーンなど家にあるもので聴診器などの代用をして、何かの器具を体に当てることにも慣れてもらいましょう。触る→おやつ→触る→おやつ・・・と繰り返す練習方法がおすすめです。

体中どこでも触れるように慣らす

日常のスキンシップの中で、犬の体の色々な場所を触りましょう。
動物病院では触診といって、首のリンパや脇、足のリンパを触ることも多いです。首回りや脇、4本の足全てを触れるようにしましょう。

また、歯磨きの習慣は、歯周病防止のためだけでなく、口まわりを触る練習としても是非取り入れたいです。

お尻を触ること自体を嫌がる犬も多いので、尻尾をあげてお尻周りを触る練習もしましょう。こちらも触る→おやつ→触る→おやつ……を繰り返すことで、徐々に慣れてくれます。

日常の練習で苦手な動物病院を克服しよう

上を向く犬

犬が病院を苦手にならないように、おやつなどを利用して「動物病院」はそれほど嫌なところではないと認識してもらうことが大切です。

犬は、高齢になるにつれ動物病院に行く機会が増えます。一方、高齢になると様々なストレスに弱くなるため、動物病院が苦手なままでは獣医師に診てもらいたくても動物病院に行くだけでストレスを感じ、体調を崩すこともあります。

できるだけ早い段階で、愛犬の動物病院嫌いを克服しましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

ふぁみまる編集部

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。