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基礎知識や飼い方、必要な用品をご紹介
犬や猫に比べ、まだまだマイナーなイメージのうさぎですが、長い耳に大きな目で非常に可愛く、実は犬猫同様の飼い主さんに懐いてくます。
犬のように散歩の必要はなく、猫のように鳴くこともないので一人暮らしの方にも買いやすく人気傾向にあります。
今回はそんなうさぎについてご紹介いたします。

うさぎの特徴や習性について
現在ペットして飼育されているうさぎは、野生のうさぎを改良した品種となります。
まず、うさぎの最大の特徴である大きな耳ですが、うさぎの聴覚は大変発達しており、人には聞こえないような音も聞き取ることが可能です。自然の中で身を守るための機能や体温を下げる機能を持ち合わせていると言われています。
ですので、飼い主さんが気付かないかすかな音にも反応し、疑問に思う方も多いようです。
さらに、うさぎの歯は前歯だけでなく、すべての歯が伸び続けるという特徴があります。
また、改良されているとはいえ、元々は野生で生活していた頃の「アナウサギ」の土の中に巣穴を掘る習性があるため、ペットとして飼育されている個体でも、前足で土を掘るような仕草を見せることがあります。
寿命について
種類によって異なり、平均すると5年から10年くらいといわれていますので最後まで責任を持って飼育する環境づくりと心構えが必要となります。
種類のについて
うさぎは犬と同様、大型腫から小型腫まで様々な大きさ、種類の子が存在します。
最大で10キロ程にまで成長する大型種の「フレミッシュジャイアント」や、成長しても1キロ程の「ネザーランドドワーフ」、「ミニウサギ」と言われるペットショップなどでよく見かける種類の子たちは、いわゆる雑種で成長時の体重も、どんな姿になるのかも、飼ってみてからのお楽しみです。
飼育にあたって必要なもの
飼育ケージ
基本的にはケージで留守番となります。
うさぎは普段、体を丸めている印象がありますが、リラックスすれば体を伸ばします。
他に下記のものが収まるサイズのものを選ぶようにしましょう。
スノコ
ケージの中に敷く用です。スノコは木製、金属製、プラスチック製と様々なものがあります。
それぞれご紹介しますので、合ったものを選ぶようにしましょう。
木製
足に優しく、もしかじってしまったとしても安全です。しかし、排せつ物などで汚れてしまった場合、洗ってから乾くまで時間がかかります。
金属製
金属製のものは小さな子だと足を引っかけてしまう可能性があります。
しかし、排せつ物は下に落ちやすく、清潔な環境で飼育することができます。
プラスチック製
足に優しくプラスチック製同様さっと洗えて便利ですが、排せつ物を下に落とす穴が小さく体が汚れやすくなります。
ペットシーツ
スノコの下に敷く用です。新聞紙などで代用することも可能です。
エサ皿
ペレット(固形フード)や牧草を入れるためのものです。素材はプラスチック製、陶器製、金属製などがあります。上記のトイレの注意点を参考に選ぶようにしましょう。
また、直接置くタイプとケージに取り付けるタイプがあります。
走り回ったり、かじった時にひっくり返されないように取り付けタイプを選び、清潔に保ってあげましょう。
水入れ
エサ皿同様、ケージに取り付けられるタイプを選ぶようにしましょう。
かじり木
うさぎは特に木製のものなど、よくかじります。
かじり木をケージに入れてあげることによって、ストレス発散だけではなく、歯の不正咬合防止にもなります。
ヒーター
うさぎは高温多湿が苦手とよく聞きますが、冬場の寒さにも注意が必要です。
うさぎにとっての適温は20℃前後、湿度は50%前後です。夏場の湿度にはエアコン、冬場は適温にするためにはヒーターを取り付けてあげましょう。
ヒーターはケージの下に敷くタイプや、ケージに取り付けるタイプ、部分的に温めるタイプ、全体を温めるタイプなど
様々な種類がありますので、その子に合ったものを選ぶようにしましょう。
お手入れ用品
犬と同様、年に2回の換毛期があります。
換毛期の抜け毛は大量で、抜け毛をそのまま放置すると皮膚病の原因になったり、種類によっては毛玉になってしまいます。
お手入れ方法としては、日頃より小動物用のスリッカー、コームを使い、こまめにブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングは毛玉防止以外にも、ペットとの大切なコミュニケーションだったり、皮膚の異常などの早期発見にもなります。
日常の接し方、注意すること
エサは朝・晩2回、水もあまり減っていない場合でも毎日交換しましょう。
トイレも毎日交換して清潔な環境を保ってあげましょう。
日中はケージでお留守番しいてもらうので、帰ったら遊んであげましょう。
その際には、電化製品のコード、家具などかじられて困るものには注意して下さい。
また「うさぎは寂しいと死んでしまう」と聞いたことはありませんか?
実際に寂しくて死ぬことなどありません。
確かに野生で暮らしていた頃は集団生活をしていたようですが、縄張り意識の強い生き物です。
寂しいからと同じケージで多頭飼いしたことによりストレスで体調を崩してしまうことは十分に考えられます。

まとめ
今回は、うさぎを飼うにあたっての基礎知識や飼い方、必要な用品をご紹介を紹介させていただきました。
次回は、気をつけたい病気について紹介したいと思います。