しつけのしやすさや留守番が楽だけじゃない、フェレットについて。

以前、一人暮らしでおすすめのペットで紹介したフェレットですが、前回の記事ではまだまだ紹介しきれなかったフェレットについて今回は存分に紹介したいと思います。

フェレットについて

フェレットは食肉目イタチ科に分類され、ヨーロッパケナガイタチを家畜化したもので、うさぎ狩りやねずみ駆除などを目的に飼育され、人と一緒に暮らし始めたのは2000年以上前とされています。

日本において本格的にペットとして認知され始めたのは1993年春、アメリカ人によって臭腺除去、避妊手術を施したマーシャルフェレットを輸入したのが初めてと言われています。

原産国 ヨーロッパ

体長(生体) 35~50センチほど

寿命 10歳弱

性格 好奇心旺盛で詮索が大好き

フェレットの魅力

睡眠時間が長く、留守番が得意

懐きやすく、遊び好き

鳴き声が少なく小さい
(本来は夜行性だが)生活のサイクルを合わせることが可能

トイレの覚えが早い

気をつけること

独特の臭いがあるため定期的なシャンプーの必要がある

餌代などの維持費が高め(高齢になると医療費がかかる)

爪が伸びるのが早い。(ケージの隙間やカーペットなどに引っかけやすい)

毎年の予防接種が必要。

寿命が比較的長く、シニア期になった時の医療費がかかる

専門の獣医が少ない

種類について

マーシャルフェレット

国内で一番流通量が多く人気のフェレットです。

噛み癖が少なく穏やかな性格で初心者の方でも飼いやすいのが特徴です。

パスバレーフェレット

マーシャルフェレットに比べ一回り大きく噛み癖は少しあるものの、丈夫で長生きする子が多いのが特徴です。

カナディアンフェレット

やんちゃで気が強い子が多く、噛み癖もやや強めなので初心者の方にはあまりおススメしません。扱っているペットショップも少なめです。

アンゴラフェレット

突然変異で発生した珍しい長毛種のフェレットです。性格はきつく、攻撃的で懐きにくく飼いにくい種類と言われています。流通している個体も少なく値段も他の種類の倍以上となります。

飼育に必要な用品

ケージ

お留守番、睡眠時など多くの時間を過ごす場所となりますので、大き目のフェレット専用のケージを選ぶようにしましょう。入口が広いと掃除がしやすくおススメです。

フード入れ、水入れ

いたずらをしてお皿をひっくり返してしまう可能性があるので、ケージに固定できるタイプを選ぶようにしましょう。

水も給水ボトルタイプですと安定していますし、いつでも清潔な水を飲むことが出来ます。

ハンモック

フェレットはハンモックで丸くなって寝ることが大好きです。一日の大半を過ごす場所ですからその子の好みや、季節に合わせた素材を選ぶようにしましょう。

敷き布

フェレットは爪が鋭く、網に引っかかってしまう可能性があります。下にマット敷いて安全に過ごせるようにしましょう。

トイレ

フェレットはケージの隅に排泄する習性があります。広く高さがあるものを選ぶようにしましょう。

フード

ペットショップなどで販売している、フェレット専用のドライフードがあります。年齢によってふやかしたり、量を調節してあげましょう。

お手入れ用品

爪切り

フェレットは猫のように爪とぎはしません。定期的に爪切りを行い、ケージやマットに引っかからないようにしましょう。

耳掃除用ローション

フェレットは耳が汚れやすいのでこまめに掃除を行うことにより外耳炎や耳ダニの繁殖を防ぐことにも繋がります。

ブラッシング用品

普段から抜け出があり、換毛期には大量に毛が抜けます。そのままにしておくと毛づくろいをした際に一緒に毛を飲み込んでしまう可能性があります。フェレットは毛玉を吐き出すことができません。体内に大量に溜まると手術で取り出さなくてはなりません。

歯磨き、シャンプー

こちらも場合によって必要となってきますが、プロの手を借りるほうが良いでしょう。

臭いについて

ペットとして販売する個体は原則として「臭腺除去・去勢・避妊」を行っています。
イタチ科独特の強烈な臭いを発することはないのでご安心ください。しかし、全くの無臭になるわけではありません。フェレット特有の獣臭が残る個体が多いようです。
そのため、飼育する場合は臭い対策が必要となります。特に肉食ということもあり排泄物の臭いは強いので、こまめに掃除をしましょう。ケージ内を掃除して清潔に保つことで、臭いを緩和することが可能です。ケージを置いている部屋全体が臭う場合は、ペット用消臭剤を使用するのも良いでしょう。

その際の注意点としては、フェレットは嗅覚が敏感なので、無香のタイプを選ぶようにしましょう。

 

注意点

フェレットは狭い所に入り込む習性があります。家具や電化製品の隙間に入り込んだ際、配線がむき出しになっていないかなど、注意をしてください。

また、汗腺がなく暑さに非常に弱いです。クーラーの効いた部屋にいたのに直射日光が当たって熱中症で亡くなってしまったというケースもあります。

夏場のクーラーは必須となります。

次回はフェレットがかかりやすい病気についてご紹介いたします。

ぜひ、合わせてご覧ください!!

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