老猫に増えてくる便秘!原因やとるべき対応を解説!

老猫の便秘は動物病院に連れて行くべきか悩む飼い主も多いと思われる症状です。2,3日間の便秘であれば命に関わるものではありませんが、それ以上の長期間に渡って続く便秘であれば動物部病院に相談するべきでしょう。

この記事では老猫の便秘について、その原因やとるべき対応について飼い主に向けて解説しています。

たかが便秘…されど便秘!?その原因を解説!

便秘は、思わぬ重い病気のサインであることもあります。特に若い頃は快便だった猫が年齢を重ねて便秘気味になってきたときは要注意!何らかの病気である可能性が高いです。便秘の原因は数多くあり、特定することが難しいこともありますが、特に注意が必要で、かつ症例数が多いのは以下の3つです。

脱水

水を飲む量が減り、脱水状態に陥っていることで便秘となることがあります。特に10才以上の猫は実に90%もの猫が関節炎を患っているといわれています。膝や肘、腰など、いわゆる節々が痛い状態であり、水飲み場まで行くのが億劫になっている可能性もあります。

脱水による便秘の場合には、便が固く乾燥した状態になります。歯肉などを触ってみると、少し乾いているような印象を受けることもあるかもしれません。

慢性腎臓病

猫の死因の第二位にあたり、高齢猫の約3頭に1頭が発症するといわれている慢性腎臓病。慢性腎臓病を発症した猫では、腎臓の機能が低下しており、本来はからだに必要な水分まで尿として排泄されてしまいます。

尿が薄く、かつ多くなり、水をたくさん飲むようになります。口から飲む水だけでは、尿に排泄される水分量を補えないときには脱水状態に陥るため便秘となります。慢性腎臓病の比較的初期の症状として、便秘は代表的です。

巨大結腸症

なんらかの原因(腸管の病気や、他の原因による便秘など)によって宿便がたまりすぎたり、神経系に異常が生じたりすると結腸(大腸の一部)が膨れ上がり、便を肛門の方向へ送るはたらきを失ってしまうことがあります。巨大結腸症を発症するまでになってしまうと、もはや自力での排便が困難な状態です。人の手による摘便など、動物病院で治療が必要な状態です。

いちど動物病院に相談を!

2,3日間の便秘であってもそれが長期間に渡って繰り返されるようであれば、病気が隠れていないか動物病院で検査してもらうのがおすすめです。特に慢性腎臓病は、早期発見、早期治療が命の病気です。なぜなら、慢性腎臓病によって失われてしまった腎機能は治療をしても回復することはなく、その治療は「進行をなるべく遅らせる」ことしかできないため。

特に老猫の場合には、フードを変えたり、サプリメントを試したりする前にまずは病気でないことを確かめるのが先決でしょう。症状が軽い便秘だけであれば身体検査と尿検査、血液検査で終わることも多く、費用もそれほどかからないですみます。自宅で色々と試す前に、まずは動物病院に相談してみるのがおすすめです。

「様子をみましょう…」と言われたときに

動物病院を受診して検査をしても、特に何も見つからなかった場合には経過観察の措置がとられることが多いです。続いては、便秘に対して飼い主が行いたい対応をご紹介します。

フードを変えてみる

試しにフードを変えてみることで解消されることもあります。便秘に対応したフードを選ぶポイントは以下の2点です

  • 年齢に合った総合栄養食であること
  • 非水溶性(不溶性)食物繊維が豊富に含まれていること

またドライフードしか与えていない場合は、ウェットフードをとりいれて食事からの水分摂取量を増やすことが効果的な場合もあります。ただし、ウェットフードはドライフードと比べて歯石がつきやすくなるので注意が必要です。

トイレを変えてみる・掃除の頻度を増やしてみる

トイレの形や汚れを嫌がり、排便を我慢していることもあります。トイレの形は、猫の体長の1.5倍の長さがあり蓋がついていないものが理想といわれています。ヘリの高さは老猫でもまたぎやすいように低めのものがおすすめです。

老猫は節々が痛く、トイレまで行くことさえ億劫になっていることもあります。猫がよくいる場所の近くにトイレを置いてみるのも効果的かもしれません。またトイレ砂の質が気に入らないと、排泄を我慢することもあります。最近、新しい種類の砂に変えたなどの心当たりがあれば元の種類の砂に戻したほうがよいでしょう。

特に多頭飼育をしている飼い主が気をつけたいのが、掃除の頻度です。既に汚れているトイレで排泄したがらない猫は多いものです。掃除の頻度を増やして、トイレを清潔に保つようにすることで排泄行動が変わるかもしれません。またトイレの数は、「飼育頭数+1個」が理想です。足りない場合には、トイレを増やすことも検討しましょう。

水飲み場の数を増やす

先述の通り、高齢の猫はほとんどが関節炎を発症しているので、節々が痛い状態であることが多いです。たとえば水飲み場が1ヶ所しかなく、それも階段を登り降りしないと行けないような場所では、そこまで行くのが億劫で水を飲む量が少なくなることも十分にありえます。猫の寝床の近くや、日中よく過ごしているお気に入りの場所の近くなどに水飲み場を増やすと、飲水量の増加に役立つかもしれません。

サプリメントを試してみる

腸内環境改善効果をうたうサプリメントが多数市販されているので、余裕があればそれらを試してみるのも1つです。ただし持病がある猫は、サプリメントを実際に与える前に獣医師に相談するようにしましょう。

まとめ

たかが便秘で…と動物病院を受診するのをためらう飼い主は少なくありません。短期間だけ様子を観察するのならばよいのですが、長期間に渡って様子をみてしまう前にいちど動物病院に相談するべきです。フードを変えたり、サプリメントを与えたり、あれこれと試すのはその後がよいでしょう。意外な病気が隠れているかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

ふぁみまる編集部

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。