老猫の夜鳴きの原因と対処法について解説!

若い頃は夜鳴きをしなかった愛猫が、年齢を重ねて夜鳴きをするようになってきたケースでは、原因がわからずに戸惑ってしまう飼い主が多くいます。「なにかの病気?」「もしかして認知症?」など、原因がわからなければ不安も増してしまいますよね。

この記事では、そのような飼い主に向けて老猫の夜鳴きの原因と対処法について解説しています。

老猫になると夜鳴きが増える!?原因を解説

老猫になると様々な原因から夜鳴きをする猫の割合が増えてきます。その背景には病気が隠れていることもあれば、年齢を重ねたことによる心やからだの変化が関わっていることも。代表的な原因について解説していきます。

お腹が空いている

異常にご飯を欲しがる場合は、病気によって食欲が増している可能性があります。元気も食欲もあるために病気と思われず見過ごされてしまうことが多くあり、重症化してしまうケースもみられます。

食欲を異常に増加させる病気で代表的なのは、甲状腺機能亢進症と糖尿病です。これらの病気の場合は、食欲は増していつも以上に食べているのにも関わらず体重が減っていくのが特徴的です。人用の体重計で構わないので、普段から愛猫の体重の変化を測定しておくことが大切といえます。

トイレに行きたい

トイレに行きたいものの、トイレが汚れているようなの場合に、飼い主に向けて要求鳴きをすることがあります。尿の回数や量に変化がないのであれば問題ありませんが、頻尿などの変化があるならば膀胱炎に代表される下部尿路疾患や慢性腎不全などの病気の可能性もあります。病気が原因の場合には、日中の尿の様子にも変化がみられるはずです。よく観察してみましょう。

不安やストレス

加齢に伴う心の変化や、12歳以上の猫の9割に発生するといわれている関節痛などで不安やストレスを感じている場合があります。撫でてあげると落ち着いて眠るなどの場合は、心のストレスの可能性があるでしょう。

また階段の上り下りやジャンプをしなくなったといった症状があれば、関節に痛みを感じている可能性もあります。この場合には自宅での飼い主の工夫だけで夜鳴きをやめさせるのは困難でしょう。動物病院に相談して抗不安薬や鎮痛薬を処方してもらうのがよいかもしれません。

認知症

猫にも人の認知症に似た症状が発生することがわかってきています。特徴的なのは、「意味の無い夜泣き」です。これまで紹介してきた原因による夜鳴きは飼い主に何らかの行動をとってもらうことを求めて鳴く、いわば「要求鳴き」です。

一方で認知症による夜鳴きは何を要求して鳴いているわけでもなく、飼い主の行動によって夜鳴きがおさまることはないのが特徴です。例外として、人間同様に猫もごはんを食べたことを忘れて、ごはんを要求するような症状が認められることがあります。先述のように体重の変化がみられなかったとしても、あまりに頻繁にごはんを要求するようであれば認知症の症状かもしれません。

最近、夜鳴きが増えてきたなと感じたときの対応

最も大切なのは「観察」です。夜間の様子だけでなく、日中の様子まで含めてよくよく観察するようにしましょう。老猫の夜鳴きは、大きく分けて2種類が存在します。何かを要求して鳴いているのが明らかな場合と、そうでない場合です。

要求鳴きのときは、餌をあげる、トイレを交換するなど猫が望む行動を飼い主がとれば夜鳴きがやむことが多いです。一方で何かを要求するでもない場合には、認知症が最も疑われます。まずはその2種類を見極めることが大切です。

病院に相談すべきタイミング

何かを要求して鳴いている場合は、まずそれを解決する工夫をしてあげるのがよいでしょう。たとえばトイレの掃除を夜中に要求してくるのであればトイレの個数を増やしたり、寝る直前に掃除してあげたり、自動で掃除をしてくれるトイレを導入したりすることが考えられます。

夜中にごはんを要求するようであれば、夜ごはんの時間を遅くしてみる、自動給餌器を使ってみるといったことが考えられます。ただし、夜鳴き以外の体調の変化(尿の量や回数の増加、体重の変化など)があるのであれば、動物病院に相談をしてから取り組むほうがよいでしょう。

また要求鳴きでないと判断した場合、つまり認知症が疑われる場合については、飼い主だけでの対応は困難なケースがほとんどです。早めに動物病院に相談して協力体制をつくっておく方が良いでしょう。大前提として、どんなタイミングで行っても動物病院は相談を受けつけてくれるはずです。何かに迷ったり気がかりなことがあったりするときは動物病院へ相談してするようにしましょう。

まとめ

まずは自宅での様子をよく観察してあげることが最も大切です。動物病院に相談するにしても、獣医師も自宅での様子に関して情報が得られなければ、判断することはできません。この記事で紹介しているポイントを獣医師に伝えられると診断もスムーズになるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。