老犬のうんちが黒い!考えられる原因と対策を解説!

お花と犬

普段は茶色や焦げ茶色をしている愛犬のうんちが突然真っ黒になったら、びっくりもしますし、慌ててもしまいますね。この記事ではそんな飼い主に向けて、老犬のうんちが黒いときの主な原因と対策を解説しています。

黒いうんちは要注意!!

黒いうんちは重い不調のサインであることが多いため、可能な限り早く動物病院を受診すべき症状です。もし黒いうんちを発見して、動物病院に相談しようかどうか迷っているようなら、受診を強くおすすめします。

受診した結果がたいしたことはなかったとしても、それはそれで安心して様子見ができるというものです。重い病気を見逃してしまう、発見が遅れてしまうよりもずっといいはずです。早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。

うんちが黒くなる原因って?

検索する飼い主と犬

慎重な対応が求められる、「うんちが黒い」という症状。では、いったいどんな原因があるのでしょうか。

胃や小腸内への出血

最も健康上のリスクが大きく、重い胃腸炎や腫瘍、異物などで上部消化管内への出血が発生することがあります。すると消化管内に流れ出た血液は、口から入った食べ物と同様に消化されて、色が真っ黒に変わります。つまり、消化された血液の真っ黒な色がうんちの色として観察されるのです。

この場合、消化管内へ大量の出血が起きていることが疑われ、ときには重度の貧血を起こすほどです。貧血そのものが健康に大きな悪影響を及ぼします。そもそも、それだけの出血を引き起こすほど大きな異常が消化管に起きているのです。

したがって、うんちが黒い場合にはなるべく早く動物病院を受診することがすすめられます。特に真っ黒な色に加えて、下痢を伴う場合は「タール便」と呼ばれ、便の硬さが普通の場合と比べて緊急性が高いといえます。よく注意を向けてあげるようにしましょう。

食事やサプリメントの影響

一方で、病的ではない原因によってうんちの色が黒くなることもあります。鉄分のサプリメントを与えていたり、慢性腎臓病などで吸着炭を経口投与していたりといった原因が代表的です。他に、鉄分の多い食材を食べさせていると黒くなることもありますが、ドッグフードをメインで食べさせている限りはまれでしょう。

サプリメントや吸着炭を与え始めて1〜2日の時点でうんちの色が変わった場合にはサプリメントの影響の可能性が高いです。ただし念の為、動物病院に相談しておくことをおすすめします。獣医師の指示でこれらを与えているときは、慢性腎臓病に代表されるような消化管内出血を引き起こしうる病気を背景に持っていることが多いからです。

動物病院で行われる主な検査

ソファーの上に座る犬

基本的な方針は消化管内の出血が有るのか無いのかを評価し、万が一出血があるのであればその原因を追求して原因治療を行う流れとなります。

問診・身体検査

動物病院を受診した場合にまず真っ先に行われる検査です。症状の経過などの聴き取りに始まり、犬の身体を見たり触ったり、聴診をしたりします。重症度の見当をつけ、その後のより詳しい検査の方針を立てるために重要な役割を果たします。特に問診で飼い主から得られる情報は価値が高いといえます。なるべくスムーズに診察を進められるように、症状の経過などをメモにまとめて手渡すのもよいかもしれませんね。

血液検査

問診や身体検査に続いて、行われるのが多いのが血液検査です。貧血の有無や、主要臓器・炎症マーカーなどを調べることが多いでしょう。そこで何らかの異常が見つかれば、画像検査などを実施して異常の原因を探っていく流れに移ります。検査で調べる範囲や動物病院ごとの値段設定にもよりますが、大まかには1万円前後かかってくることが多いです。

画像検査

画像検査とは超音波検査(エコー検査)やレントゲン検査、CT検査などを指します。これまでの検査で必要性を獣医師が認めた場合には、画像検査が行われます。消化管自体の異常が原因だった場合には、画像検査が診断の決め手となることも多くあります。

一般の動物病院でまず行われるのは超音波検査やレントゲン検査です。それでも原因がわからなければCT検査まで進むという流れが主でしょう。超音波検査やレントゲン検査であれば、一般的には5千円から1万円程度の病院が多いです。

内視鏡検査

画像検査まで行っても診断の決め手に欠ける場合があり、その場合には内視鏡検査が選択されることもあります。カメラを通して腸管の壁を目視することで、より詳しい情報が得られます。また内視鏡下で腸管の壁を一部切除して、病理組織検査に出すこともできます。

内視鏡検査でしか得られないさまざまな情報を得ることができるので、とても有用な検査です。ただしデメリットとして全身麻酔が必須という点もあります。内視鏡検査を提案された際には、獣医師の説明をよく聴くようにしましょう。

まとめ

うんちの色が黒い、という症状の裏には思わぬ重い病気が隠れていることが少なくありません。「まぁ大丈夫だろう」と様子をみてしまうことで、治療が遅れ、健康に大きな害を及ぼす可能性もあります。あまり軽く考えずに、なるべく早く動物病院に相談に行くのがおすすめです。

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ABOUTこの記事をかいた人

ふぁみまる編集部

今まで犬を始め、フェレット・ハムスター・カメ・インコなどさまざまなペットを飼育してきました。現在は、ジャックラッセルテリアと雑種の2匹を可愛がっています。趣味は愛犬たちとの旅行です。 このメディアでは、多くの飼い主の方々の不安や疑問・困っていることを一緒に解決していきたいと考えています。