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二頭でいれば留守番も寂しくないかも!
ペットロスに備えて今から新しい子を迎えたい!など考えたことはありませんか?
今回は多頭飼育をすることでのメリット、デメリットを紹介します。

多頭飼育のメリット
ペットに寂しい思いをさせない。
飼い主さんが働いていて長い時間留守番をしていると、ペットは寂しいと感じることがあります。
そんな時、一緒にいてくれる仲間がいれば解消できるかも知れません。
社会性が身につく
とくに犬の場合、多頭飼育により自然と群れのルールを覚えます。
一頭で飼われている場合、「自分が群れのリーダー!」と勘違いしてしまうそうです。
多頭飼育のデメリット
経済的負担
食費や医療費、場合によってはトリミング代、ペットホテル代など経済的な負担は倍増します。
相性の問題
もし仲良くなれなかった時に様々なトラブルが発生します。
同性同士、体格差がある、異なる種類は特に注意が必要です。
先住犬が今まで自分だけに注がれていた愛情が分散されることで新しい子に対して攻撃的になることがあります。
逆に先住犬が大人しい子の場合、元気な新しい子に追いかけ回される場合もあり、接触を避けるため、散歩を別々に行ったり、飼育スペースを分けたりと飼い主さんにとっても、ペットにとっても大変なストレスになります。
費用はもちろんのこと、愛情不足や運動不足にならないよう、しっかりと準備をして迎えましょう。
多頭飼いの準備をしましょう
ケージの準備
ペットたちはケージやクレートなどのハウスを多頭分用意してあげましょう。
ハウスは、ペットたちを閉じ込めるものではなく、それぞれに固執を用意してあげるようなものと考えて下さい。
ペットの心の安定のためには、静かにゆっくり落ち着ける場所が必要です。
ベッドの準備
同じくベッドも頭数分、別々に用意してあげましょう。
新入りペット用に新しいベッドを用意しても構いません。
先住ペットに新しいベッドを用意して古いベッドは新入りペットにおさがりとして与えてもいいでしょう。
トイレの準備
室内で排泄させる場合、ペットのトイレはいつく用意してあげたらいいのでしょうか。
それは、各家庭のスペースやペットたちの状況で変わってきます。
まず、現実的に複数のトイレを置くことができるスペースがあるかどうかです。
そのうえで、頭数が多かったり、排せつの頻度が高かったりしてトイレが汚れやすい場合、そして、飼い主の都合(共働きで犬の留守番時間が長いなど)で頻繁にトイレシーツの交換ができない場合などは、複数のトイレを用意しましょう。
ただし、複数のトイレを用意する場合は、それぞれが自分たちの排せつ場所であることを認識させるためのトレーニングも必要です。
トイレトレーニングにおいては、トレーニング用のペットシーツもあるので試してみてもいいかもしれません。
食事の与え方
食事の与え方のルールは、各家庭の状況やペットたちの性格などに合わせて臨機応変に変えてかまいません。
与える順番より大切なポイントは、飼い主がペットたちにせかされることなく、飼い主のペースでごはんを与えることができるかどうかです。
多頭飼いの家庭の場合、ごはんの時間帯はどうしても慌ただしくなってしまいます。
ペットたちが要求吠えや大騒ぎをすることなく、お行儀良くごはんの時間を迎えられることが理想です。
遊び方
飼い主とペットたちが一緒に遊ぶときは、ヒートアップしすぎないように注意が必要です。
普段ならまったく問題ないペット同士でも、遊びが過熱することでケンカに発展してしまうことがよくあります。
飼い主がその遊びの場を上手にコントロールしましょう。
留守番のさせ方
留守番のさせ方も、ペットたちの性格や、留守番させる時間の長さによって、考えなくてはならないことがいくつかあります。
もし、ハウスの中で留守番させるのではなく、室内を自由に行き来できる状態で留守番させるのであれば、ペットたちが相応の信頼をおける状態(いたずらやケンカの心配がない)にあることが大前提です。
そのうえで、想定しうる危険は排除します。
口に入れたら危険だったり困ったりするもの(玉ねぎなど犬にとって有害となる食材や観葉植物、薬品など)は、ペットたちに届かないところに片付けます。
ハウスの中で留守番させるときは、基本的には1頭ずつ別々にしたほうがよいでしょう。
散歩の方法
散歩の時のリードと首輪、胴輪はそれぞれに専用のものを準備してください。
そして、実際の散歩では、それぞれがリードを引っ張ることなく、飼い主のペースを配慮して歩けるようになるまでは、1頭ずつ行う方が無難です。
また、通りすがりの人や犬、車やバイク、自転車などのさまざまな刺激に対する反応にも注意が必要です。
1頭だけなら何の問題もないのに、複数になることでペットたちの中に集団意識が芽生え、それまで見られなかった行動(強気になって他の犬に吠えたり、過剰に興奮したりするなど)が現れることがあります。
それらの行動は散歩の妨げになるだけでなく、生活全般に影響を及ぼすようになることがあります。
問題が大きくなってしまう前に、早めにドッグトレーナーなど専門家のアドバイスや指導を受けて下さい。

まとめ
多頭飼いをするにあたり年齢、性別、体格、種類など様々な相性があり、大変なこともありますが、決して無理な事ではありません。お互いの様子を見ながら焦らずじっくり仲を深められるように気にかけながら、それぞれに愛情をかけて育てていきましょう。それぞれのペットもご家族様もストレスなく生活をすることが望ましいと言えます。